人気ブログランキング |

Risk Management    J-Taniguchi 私たちの日本の現在と未来を考え一歩を踏み出そう。


by jony7h

ある保険会社と東日本大震災

昨日で、東日本大震災から丸4年です。
ある保険会社の人の話で、伝え聞いた話で私が感銘を受けたお話をお伝えしたいと思います。

その人(A氏とします)は、2011年5月に宮城県へ地震保険支払いのヘルプ業務を志願しました。
A氏は、火災保険契約者(地震保険付)との約束の時刻の10分前に契約者様の家の前に車を止め、素早く地震による損壊状況を見て、頭の中で概算の損害額を計算しました。
火災保険契約者のインターフォンを鳴らし、契約者に名刺を渡し挨拶を行います。
「ご家族の方におケガはありませんでしたか?それは何よりですが、大変でしたね」
それから、契約者様の方の話に耳を傾け、契約者は名刺を見て、A氏が遠方から駆けつけたことを知り感謝されます。

A氏は、まず図面を描き、身をかがめて家の基礎を見ながら一周しました。
全てのキズやひび割れをカメラに収め、図面に記します。
続いて家の中に入り、柱を見ます。柱が傾いていたら、全損になりやすいからです。
最後に屋根を見て、地震保険の損害が決定されます。
火災保険契約者は、家財保険(地震付)にも加入していたので、家財の損害を見ます。
地震からしばらく経つと、大抵壊れた家財は捨てられてしまいますので、火災保険契約者が写した写真があれば、その写真をカメラに収め、無いなら無いでレポートします。
こうして、その契約者に1時間半の時間をかけました。
その場でipadで正確に計算をし、算出した保険金額を提示します。
ご納得いただけたらその場で捺印をもらったそうです。
「国の補助金や義援金は何ヶ月経ってもまだ届かないのに、民間の地震保険はこんなに早いなんて!こんなにもらっていいんですか?」
その契約者はこの早さに驚いたそうです。
契約者にとって、津波で車を流され、仕事が一時的になくなり、色々な不安な中、まとまったお金をもらえるのは大きいです。
まさに地震保険は、「生活資金確保の手段」です。

別のある契約者は、新築の家を見上げて「ローン組んだばかりなのにまさかこうなるなんて」と肩を落としていました。
1時間半後、認定額をみて奥様が「良かったね、保険のおかげで直せるね」と子供に話し、その目から涙が溢れていました。
業務を終えた車の中で、A氏ももらい泣きしたそうです。

私も日頃より、出来るだけ顧客の立場になってリスクマネジメントを心がけていますが、当たり前のようではあるが、A氏のような事故支払対応には感謝しています。
しかし、あれから4年が経ちますが、まだまだ被災地は復興には至っておりません。

トラックバックURL : https://jony7h.exblog.jp/tb/24233798
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by jony7h | 2015-03-12 10:46 | リスクマネジメント | Trackback | Comments(0)