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私たちの日本の現在と未来を考え一歩を踏み出そう。情報探偵・ジョニーT


by jony7h

憲法改正を考える

今年は、太平洋戦争終戦から70年です。
日本国憲法の第九条に関して、過去に書いた文章を少し整理して考えてみたいと思います。

アメリカのマッカーサー連合国軍最高司令官によるGHQ草案(マッカーサー草案)により現在の日本国憲法は制定されました。
しかし、1950年6月に朝鮮戦争が勃発し、その直後にマッカーサーから吉田茂首相によって軍備を所持する警察予備隊、後の自衛隊が創設されました。
つまり、現在の日本国憲法はマッカーサーによって制定され、マッカーサーによって日本国憲法の第二章・第九条2項の「その他の戦力は、これを保持しない」という憲法の考えを逸脱しました。
憲法違反が過去に行なわれたといっても過言ではないし、解釈としても無理がある状態のまま今日に至っており、憲法解釈は昔から存在していたということです。

1954年(昭和29)7月1日に日本の自衛隊は、正式に発足。
日本国内では建前上、自衛隊と呼称し軍隊という名称を使用していないが、国際的には軍隊として定義されています。
何故なら、国際連合平和維持活動PKOで外国の所属部隊が軍隊でもない自衛隊と行動を共にすることなどありえないからです。
過去においても現在においても、自衛隊を存在させていることにより憲法解釈をしているということになっています。
しかし、国家防衛の観点から考えても今の自衛隊は憲法違反だからといって廃止することはできません。

そして、今の憲法は現実的には国家防衛に関して、矛盾が生じています。
何処の国でも自衛権という考え方があり、相手国から攻撃された場合、個別的自衛権で反撃できることになっています。
だが、第九条に書かれてある現在の憲法の本来の定義からすると、反撃であっても武力の行使、つまり武器使用が出来ず、交戦権が認められないことになっています。
いざという時にこの矛盾をどうするのでしょうか?

今の国会で、憲法解釈をして安全保障関連法案を急いで成立させようとしている政府与党の第一の理由は、日本を含める東南アジアでの中国の侵略行為そのものがさし迫っているからでしょう。
目の前にせまっている中国や北朝鮮などの横暴な脅威に対して、アメリカとの安全保障を準備しておくという考えからのことですが、国会で憲法をないがしろにしたかのような政府側与党の安全保障関連法案の憲法解釈は間違っていますし、憲法改正を今こそ国民に問うべきではありませんか?

政府与党は野党に対して「この法案を通すのか、それとも憲法改正を行なうのか?」という逆提案をするべきでしょう。
戦後一度も改正されてこなかった日本国憲法は、改正する機会があるのなら最終的には全文改正をするべきだと強く主張いたします。
最後に、戦争とテロの無い世界と平和を希求し、侵略戦争とテロを行なう相手を決して許してはなりません。

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by jony7h | 2015-06-17 07:10 | 時事の疑問と提案(憲法改正) | Trackback | Comments(0)